地獄のような夜を越え引き続きICU
手術直後に比べると意識ははっきりしていたけど、相変わらず全く動けず、40度の高熱が続く。
冷静に自分の状態を鏡を借りて確認してみると、左顔面と首元は腫れすぎて何がなんだか状態で、口の中は、歯の矯正金具のごついパージョンが張り巡らされていた。
(顎のがんと一緒に、がんの真上の歯を3本失った為、上下の歯と顎が歪まない為の処置。この後半年位装着する金具)
自分で言うのもなんですが、本当に可哀想なビジュアル。
そういえば、腰の骨を顎に移植したので、痛みで寝返りもうてない。
そして何より、暇すぎる。
ICUに持ち込めるものや面会時間など
私が入院した病院のICUでは、
- 電子機器はほぼ持ち込み不可。
- そのため、スマホ、PCはもちろんテレビもありません。
- 本とかは大丈夫。
面会は、
- 一回につき15分まで、しかも家族限定という制限あり。
- そのため、ほとんどひとりぼっち。
もうろうとしていても寂しさは感じるもので、本当に孤独な闘いでした。
食事もできないので、ひたすら寝て、どこかしらが痛くて起きて、寝ての繰り返し。
がんの手術をする前は、何の自覚症状もなく元気だったのに、手術をしとたんに重病である事を思い知らされた。
世の中のがん患者や、病気になった人って、こんなに痛くて苦しい思いしてたんだ...。
元気に過ごしていたこれまでの人生が、いかに素晴らしかったのかを思い知った一日でした。